
高齢者の施設や病院を訪問すると、スタッフの対応に感心させられる場面が多く見られます。とても、自然に明るく、楽しく、高齢者の色々な要求を上手に対処されています。これは知識と長い経験により入居者の行動や性格を瞬時に判断をしてお話をしているのです。
高齢者との会話をよりスムーズに実施する勉強をしてみましょう。
コミュニケーションとは、存在感を確かめ合うことです。ボランティア側からの一方的な話し方、相手が理解できない話し方では対話とは言えません。真剣に相手に対応することが大切です。
- コミュニケーションは必ず入所者に合わせるようにしましょう。
- 初めは動物を遠ざけておいて入所者に動物は好きかどうかを聞いてから近づけましょう。
- 話をするときは相手の目を見てお話ししましょう。
- 相手を一人の人間として見て、対話しましょう。
- 障害を持つ方を評価したり、治療のアドバイスをしたりするのはあなたの仕事ではありません。
- スキンシップは高齢者の心を一番動かします(手をにぎってあげてください)。
- お話はしっかりと真剣に聞いてあげましょう。
- 赤ちゃん言葉は、自尊心をなくさせ、又理解しにくいので使ってはいけません。成人のレベルで明確にはっきりとしたトーンで話します。
- 高齢者の気持ちをほぐす。高齢者は相手に対する不安感や警戒心を無意識に持っています。自分の家族のこと、自分の思い出などを先に話すとほぐれる場合があります。また、その人が着ている物や使っている物、あるいは部屋の中にある物など、何か具体的なコメントを言いましょう。
- 相手が答えられない様な質問は避けましょう。答えられないと、相手は不安に感じ、自分を落第者だと思い込みます。
- 高齢者は痴呆になっていても相手の表情は理解できます。活動は心から楽しく実施しましょう。
- 活動は緊張したり慎重になりすぎたりすると、意識が自分自身に向いてしまい相手に冷たい印象を与えてしまいます。
- 同情(感情的な心で対応する事)でもっての接し方でなく、共感(相手の立場をよく理解して相手の身になって感じる)をもって接しましょう。
- 困った時には施設のスタッフに聞きましよう。
- 会話の糸口は積極的に・・・高齢者は自分の健康に関してはとても敏感です。『お元気そうですね』などと問いてあげるのは自分のことを思ってくれると感じます。
- 高齢者に年を聞くのも良いでしょう。
- あいまいな会話も必要です。
- こちらの立場を明確にする・・・自分がどのような立場でどの程度まで高齢者とかかわっていけるかを自分ではっきりとつかむ。
- 聞き上手になりましょう。高齢者はしゃべることによって自分を認めさせようとします。
- 有言不実行も高齢者の特徴です。高齢者の言葉を鵜呑みにする前に言葉の背景にある体や心の動き、また暮らしぶりに気を配りましょう。
- 高齢者の言葉を覚えておきましょう。その個人だけにむけられた言葉はその高齢者に関心を示していることの現れです。
- 公平な心で接しましょう。老年期は得るものより失うものの方が多く生きる日の希望よりもいたずらに嫉妬心や所有欲が強くなります。だれでも公平第一に同じ態度で接しましょう。
- 動物を眺める、触れる、抱かせてあげる、一緒に遊ぶ、引き網をつけて散歩する時など、できるだけ相手と同じ目の高さになるよう身体を低くして話しかけてみましょう。
- はじめは、動物を近づけながら、『好きですか』、『抱いてみますか』などと話しかける。一度拒否されても、少し時間を置いたり、動物を代えたりして再度尋ねてみると受け入れられることがあります。
- 動物には触れたくないが、動物を見て、訪問者との会話を楽しみにしている方もおられることを念頭にしておきましょう。
- 動物への声のかけかた、ふれかた、手入れの仕方、身体の仕組みと人との違い、躾の仕方、その他動物についての話題を広げることは対象者に喜ばれます。
- 高齢者には、故郷、仕事、趣味、動物の飼育体験など何でも話題にし、具体的に話をしてみましょう。ただし、家族や子供の話は高齢者からいわないかぎり聞かないほうがよい場合もあります。
- 障害がある場合には、ねぎらいの言葉『足は冷えませんか』『どこか痛いところはありませんか』などや励ましの言葉をかけて対話を円滑にすすめます。
- 『また来ますね』『楽しかったですね』などと明るく挨拶をする。『さようなら』はあまりいわないほうがよいでしょう。
- 車イスはその人の身体の一部分だという事を覚えておきましょう。これを尊重して、相手に聞かずに、車イスを相手から退ける様な事はしないようにしましょう。
- 車イスに座っている人に覆い被さる、見下ろすような形で話さないようにしましょう。
- 相手の車イスに寄りかからないようにしましょう。
- 安全の為、相手に車イスのロックが掛かっているかどうかを聞いて下さい。
- 車イスの人に挨拶をする時には、まず握手をするのが適切です。必要であれば、左手で握手をして下さい。
- 立ちながらの紹介や挨拶の時の会話はなるべく短くして、後は座る、又はしゃがんだ状態で会話をしましょう。
訪問動物に一番必要な事は社会化です。人間の社会、動物の社会と両方に慣れさせることが大切です。いろいろな場所に連れていきましょう。そして、入居者の方の生活は一般家庭より何でも『ゆっくり』ということを忘れずに、飼主もゆとりを持ち、無理せずリラックスを心掛け毎日を過ごしましよう。




